トニーの気まぐれブログ

我が家のお盆はいつも７月。

１３日はみんなの魂が家に帰ってくる。

ささやかなご馳走を用意して、盆ちょうちんに明かりを燈し

静かにお迎えすることにしている。



　　 " 祖母、病院で介護認定" の場

役所の職員　　○×市役所から来ました△○です、こんにちは

祖母　　　　　　　・・・・・・　　　（聞こえない）

職員　　　　　　こんにちは

祖母　　　　　エ～・・・・・・

私　　　　　　耳が遠いですから耳元でお願いします。

職員　　　　大きなこえで「こんにちは」

祖母　　　　あ～　こんにちは

職員　　　　私を指さして「こちらの方はどなたですか?」

祖母　　　　これかョ　・・・私の弟だよ、オ・ト・オ・ト

職員　　　　私のほうを向いて「弟さん?」　　　（失礼な・・・・）

看護婦　　　お孫さんなんですよ

職員　　　　そうですよね～　おばあちゃんお名前はなんとおっしゃるんですか?

祖母　　　　私を見て「おまえ、いつ結婚すんだよ」　
　　　　　　　（耳が遠いから声がおおきい、病室のみんながボクの方を見る）

私　　　　　　もうとっくに結婚してるよ

祖母　　　　ああ　そうだったのかよ

職員　　　　大きい声で「おばあちゃんお名前は？」

祖母　　　　私かよ、わたしゃ昼間ツルだものよ・・何寝ぼけたこと言ってんのよ

職員　　　　ああどうもすみません（笑）　お年はいくつですか?

祖母　　　　ん・・・・・・。。。２８歳。

看護婦　　　ツルさん先週の日曜日で１００歳になったのよね

祖母　　　　え～?

看護婦　　　先週で１００歳になったんでしょ

祖母　　　　ううん・・・　とても１００まではいきられねえョ

　　　　　　　　　　　　後略

職員　　　わかりました。　どうもありがとうございました。　

こんな調子で１０３歳で祖母は逝ってしまった。
　


あれからもう６年が経つ。　きっと今でもどこかで僕たちを見守っていると思う。